埼玉県南部を活動の拠点にしている愛護団体です。

彩の猫とは

一般社団法人 彩の猫とは

彩の国埼玉で活動する愛護団体です。
病気、事故、空腹を抱え暑さ寒さの中さまよう、野良猫と呼ばれる猫たちの過酷すぎる生涯。
そして年々減少してはいるもの、全国で何万頭もの犬猫たちが壮絶な苦しみを味わいながら殺され処分(殺処分)されています。
この悲しい現実をどうしたら変えられるか。
殺さないために何をすべきか。
答えは出ています。 増やさないこと。
飼い主のいない猫たちが不幸な命を生みださないよう、繁殖制限をすること。
その方法として、彩の猫ではTNR(捕獲し避妊去勢手術をし元居た場所に戻す)を実施しています。
また人間の保護がなければ生きることが難しい子猫、傷病猫の保護、譲渡会の開催、行政機関に収容された猫の引き受けなどの命を繋ぐ活動をしています。 (一般の方からの猫の捕獲、保護依頼、引き取りは受けておりません)
猫が嫌いな人も許容できる環境作り、
命を慈しみ、人と動物が共生できる優しい時代をつくるために
今やれることを精一杯やる。
そんな私共の活動を応援してください。 殺処分がなくなる時代を目指し、「今」を一緒に変えましょう。

団体概要

活動地域埼玉県南部

名称 一般社団法人 彩の猫
代表理事 堀口 みゆき
団体所在地 埼玉県さいたま市
連絡先 sainyan@sainoneko.com

活動への思い

全国の自治体の施設で殺処分となる猫のおよそ8割が生まれたばかりの子猫です。
猫は生後半年ほどで繁殖が可能になり、1回に4、5匹の子猫を産みます。1年に2、3回は出産が可能なので、計算上は1組の猫のカップルがいれば、2年後には200匹超えに増えてしまう計算になります。
この世に生まれた猫をすべて助けることはできません。
だから不幸な生き方をする猫を減らし殺処分を減らすためには、避妊去勢手術「TNR」が不可欠です。
TNRとは、T(トラップ) 猫を捕獲し、N(ニューター)不妊手術をし、R(リターン)元の場所に戻す の略語です。
通常、術後病院にて1泊しリターン、病院によっては手術当日返し、当日リターンする方もいらっしゃるようですが、「一般社団法人 彩の猫」のこだわりはここにあります。
野良猫のTNRと呼ばれる避妊去勢手術は、術前検査もなく安価な麻酔をかけて行われます。もちろん安全な麻酔などありませんが、麻酔によって死んでしまう子、術後お腹が開いてしまう子もいます。増やしてはならない・・そればかりにとらわれて、妊婦猫を堕胎させ外に戻し、多くの子が命を落としているのも現実です。
だから「一般社団法人 彩の猫」では術後のケアにこだわり、男の子は最低3日、女の子は最低1週間以上室内で養生させ、体調が良い状態でリターンしております。
命をまもるボランティアが命を殺してはなりません。
TNRは妊娠させないことが目的であって、猫を死なせるようなことをしてはなりません。
TNRは猫のためではなく人間と環境のためにする繁殖制限です。手術の傷が着き、体調がしっかり良くなるまで見届けて戻すのが、触れた命に対する最低限の責任だと思っています。
すべての猫を救う事は出来ません。
しかし目の前に人間の保護がなければ生きられない猫がいるならば救いたい、救う。
とうにキャパシティは超えておりますので、私共の活動に皆様のお力添えをお願いします。
「一般社団法人 彩の猫」は、不幸な猫がいなくなることを願い、活動してまいります。

活動目的

当法人は、動物愛護法を遵守し、動物愛護精神に基づき、人と動物が適正に共生できる生活環境を目指し、命に優しい環境社会作りに寄与する事を目的とし、その目的に資するため、次の事業を行う。 (1)不幸な猫を増やさないため、猫の不妊去勢手術を推進する
(2)飼い主のいない猫の不妊去勢手術の実施
(3)飼い主のいない傷病猫の治療・保護(一般の方からの依頼は受けておりません)
(4)上記各号を推進、実施するための動物病院の設立
(5)飼い主のいない猫と人が適正に共生できるよう配慮した地域猫対策の推進
(6)動物愛護精神に基づく啓発活動
(7)動物愛護精神に基づく行政機関への協力
(8)保護した猫の適正な譲渡

彩の猫の思い

不幸に生き、不幸に死んでいく野良猫という名の猫。 すべての命を救うことはできない。 それでも救いたい。 だから、彩の猫は「救わなくてよい時代をつくること」、つくるためには今何をすべきかを考え、それを形にしていくために2019年5月、任意団体から一般社団法人彩の猫へと法人化しました。 命を救うのは動物愛護団体だけのものではなく、救いたいと思ったあなたです。 たくさんの声、想いが命を慈しみ、命に優しい時代、人と動物が共生できる時代を作ると信じます。 一人でも多くの人に猫たちの悲しい現実を知っていただき、一人でも多くの人が命に手を差しのべてくれるよう、彩の猫は活動していきます。